他人を批判する人は

役立つ仏教知識

おはようございます・こんにちは・こんばんは
仏光です。

あなたの周りにも、きっとたくさんいることでしょう。

どこから来ているのかよくわからない自信を持ち

自分の中にある「正義」を振りかざし

他人に干渉してばかり。人の悪口や批判ばかりを口にする人。

嫌ですよね。不快ですよね。


できれば関わりたくないものです。

そんな人から「アドバイスだ」と言われても

まったく心に響かず、ただイライラするだけ…という方も多いのではないでしょうか。

しかし、彼らの“本質”―心の中にあるものを知っておけば、私たちの心を穏やかに保つことができるようになります。

お釈迦さまは、こう仰っています。


「実力のない人に限って、他人の批判ばかりをしたがる。」


非常にシンプルですが、核心をついた言葉だと思いませんか?

他人を批判する人は、自分自身の人生と真正面から向き合っていない状態にあり、日々をただ虚しく過ごしている。

生きていても何の充実感もなく、ただ同じような日々をなあなあに繰り返し、自分の人生が向上している感覚もない。

その満たされない心を埋めようと、
自分の存在が尊いものであると確認したくて―

人を批判し

「自分のほうが上だ」

「自分のほうが正しい」

といった優越感=“実力があるという感覚”を求めているのです。

批判する人の思考は、こんな浅はかで、薄っぺらいものなのです。

どうでしょう?
批判ばかりする人って、とても“悲しい人間”だと思いませんか?

そんな人に、あなたの言葉や生き方を批判されたからといって


まさか―

自分自身のことを嫌いになったり、
自分自身に自信をなくしたりしてはいませんよね?

なーんにも、気にすることはありません。

他人に迷惑をかけるような行為をしていなければ、
あなたの人生は、誰にも批判されるいわれなどないのです。

自由に、思うがままに生きて良いのです。

ただし、「何もせずに自由に生きる」というのは、
ただダラダラと日々を消費しているだけのこと。

そんな生き方をしていると、だんだん心が揺れはじめ、
人の行動が気になり、気づけば“他人を批判する側”へと引っ張られてしまいます。

では―どう生きればよいのか?

それは、自分自身と真剣に向き合うこと。


モチベーションに左右されず、毎日少しずつでも 淡々と自分のやるべきことを積み上げて“実力”を上げ続ける生き方を選ぶことです。

この生き方ができている人は、
「自分自身」に夢中になっているので、他人のことが気にならなくなります。

また、自分の生き方に充実感を持っているので、
「自分と他人は違う存在」と、しっかりと線引きができるようになります。

人を批判したくなるときというのは、
他人を“自分の物差し”で判断しているとき、
そして、自分の人生に充実感を持てていないときです。

人を批判する理由。
実は、とてもシンプルなんですよね。

これを意識するだけで、
あなたの生き方は、大きく変わることでしょう。

世の中を見渡せば、悪口ばかり言っている人も多いですが、
みーんな、自分の人生がうまくいっていないから、
誰かに構ってほしくて仕方がない、ただの「寂しい人たち」です。

何も、気にする必要はありません。

私たちは、
「どうすれば今より少しでも実力を上げられるか」
その一点だけに集中し、
毎日を前向きに、楽しく生きていきましょう。

私は今日も、朝5時起き。
ただ淡々と、でも確実に、自分のやるべきことを継続し続けています。

皆さんも、一緒にどうですか?

合掌