ある と ない に拘らない

不機嫌な子供 役立つ仏教知識
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おはようございます・こんにちは・こんばんは

天秤

Ichiです。

「人生を豊かにするには 自分の持ち物・お金・交友関係をもっと増やさなければ!」

こう考え 自分の心を満たそうと一生懸命になっていませんか?

どうでしょう?

無い物ねだりの人生で心は満たされていますか?

人の欲に終わりはありません。

ないものを見つけようとすれば いくらでも見つけることができます。

自分に無いものを見れば何とか手に入れてやろうと 心を乱し。

自分に無いものを持っている人を見れば嫉妬し。

他の人と自分を比べ 持ち物が少ない自分自身に絶望し 自分を傷つける。

非常に危険な負のループ。

もう何千年と人はこの思考から逃れることが出来ていません。

人という生き物は比較することが大好きで すぐに無い物ねだりをしてしまうものです。

お釈迦様はこう仰っています。

 

「もしあなたが「これは自分のものだ!手放してなるものか!」

という思考を捨てる事ができれば。

もしあなたが「褒めてもらえない。愛されていない。何も待っていない。」

という思考を捨てる事ができれば。

(ある)に拘らなくなり・(ない)に嘆く事がなくなる。

あなたの心は何にも動じない柔軟なものになるだろう」

 

人生を心穏やかに生きていく為に もっとも大切なことはこだわりを捨てる事。

自分と他の人を比べ あるとないを探そうとしない事。

人生は諸行無常 ずっと存在し続けるものなどこの世にはありません。

私たちが自分の心を苦しめてまで欲している ある とか ない など本当にどうでも良い事なのです。

私たちが目を向けるべきは 自分の成長だけ。

昨日の自分より今日の自分の方が 少しでも成長できたと実感できる事に人生の時間を使うべきです。

未来の自分が輝けるように 毎日の地味な努力の積み上げに時間を使うべきです。

ある・ない などを頭の中でぐるぐる考えたところで自分の人生は何も向上しません。

人と比べ 自分の人生に絶望し 思考停止・何もやる気にならなくなる状態を招いてしまいます。

他の人と自分を比べしまう事がとても多い今の世の中 自分自身を向き合うことが疎かになり 皆 自分の心に本当の自信がない状態で生きています。

だから ある ない に異常に拘るのです。

自分の中に本当の自信がないから。

自分に自信が持てないと自分自身を信じることが出来なくなり 自分の存在に価値があるかどうかに疑問を持ってしまう。不安になってしまう。

すると自分の価値をはっきりと知りたいと 他の人と自分を比べ・自分の存在価値を数字に置き換えようとするのです。

自分の価値=数字をあげるためにはどうしたらいいでしょう?

そうです。自分が今持っているものに固執し・自分が待っていないものを欲しがり続けることになります。自分の数字をあげるために。

辛い生き方です。

人の価値を数字に置き換えてしまったら 上の人も数多く存在するし・下の人も数多く存在します。

他の人の数字を見て 自分の数字と比べ 妬んだり・見下したり。

これではいつになっても自分の心は穏やかになりませんよ。

仲の悪い人達

皆さん あるない に拘るのをやめましょう。

自分の価値を数字に置き換えることをやめましょう。

数字はただの結果であり あなたの存在価値を示すものではありません。

あなたの存在価値は自分の心の中に作るものなのです。

何を持っている・待っていないではその価値を高めることは出来ません。その価値を高めるものは自分を向上するための努力を継続し 積み上げたものだけです。

他の人と比べて 自分の人生を嘆いていても自分の人生は良い方向にはいきませんよ。

毎日 自分のやるべきことを継続し 本当の自身を手に入れましょう。

心を穏やかに 自分自身と向き合って価値のある人生を歩み始めましょう。

合掌

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