生活の中にある仏教用語 天上天下唯我独尊の本来の意味をご存知ですか?

天上天下唯我独尊 役立つ仏教知識
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おはようございます・こんにちは・こんばんは

花まつり

Ichiです。

「天上天下 唯我独尊」

皆さんこの言葉 聞いたことはありますか?
非常に深い意味が込められています。

この言葉はお釈迦さまが生まれてすぐに仰れた言葉です。

お釈迦さまがいつお生まれになったか はっきりとは分かっていません。

およそ二千五百年前 紀元前五〜六世紀ではないかと推測されています。

お釈迦さまはかつてインドにあったカピラ国の王 浄飯王と妻摩耶夫人との間に出来た子供でした。

お釈迦さまは 一国の王子様だったのです。

ある時夫人は不思議な夢を見ます。

夢の中に六つの牙を持つ白い象が現れ 右脇から胎内に入るという夢を。

白い象

この夢を見た後 夫人はお釈迦さまを身ごもります。

そして出産のため実家に帰る旅に出ます。その途中のルンビニー園という場所でお釈迦さまをお産みになりました。

お釈迦さまは夫人の右脇から産まれるとすぐ七歩いたと言います。
この七歩というは迷い続ける六道の世界から真理を得て 一歩踏み出したことを意味しています。

それから右手で天を左手で地を指し「天上天下唯我独尊」と仰いました。

これは(この世界で私のみが尊い)という意味です。

皆さん この意味を聞いてどう感じましたか?

「この世界で俺が一番尊いんだ 俺が一番偉いんだ!」

と捉えてしまいそうになりますよね?

もちろん本当の意味は違います。

本当の意味は

「ただ私たち人間のみなし得ることが出来る たった一つの尊い目的がある」

という意味です。

つまり

「我々の命に優れている・劣っているということはなく

みんな平等に尊い存在なんだよ」

ということなのです。

私たちは日々 他人と比べ合い・差別しあって生きています。

ネットでの誹謗中傷 アメリカでの黒人差別 人は人を傷つけていないと生きていけない生き物なのでしょうか?

お釈迦さまは生まれてすぐにそれを否定されました。

「みんな平等でいいんだよ」と。私もそう思いたいです。

人は皆 上下の関係ではなく平たい地面を歩いているのです。

歩いてる速度に差があり

先にいる人や後ろにいる人もいるかも知れません。
しかし平たい地面を歩いているのですから立場は常に対等なのです。

この考えはすごく大切だと思います。この考えなら人はもう他の人と比べながら人生を送る必要がなくなります。

他の人を純粋に尊敬し対等に扱うことが出来ます。

憎しみも怒りも生み出すことなく 心穏やかに過ごすことが出来るでしょう。

皆さんはどうお考えですか?

この言葉には世界平和の願いが込められていると私は思います。

この世界を皆さんと一緒にもっと生きやすいところに変えていきたいです。

合掌

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