恨みでは 恨みは消えない

睨む猫 役立つ仏教知識
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おはようございます・こんにちは・こんばんは

リベンジ

Ichiです。

勝ち組・負け組 今の世は勝敗がつくもので溢れかえっています。

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私たちは常に自分の価値を数字に表そうとし 他の人と比較し続けています。

こんなことを日々行なっている中で 昔とは考えられないほどの数が生まれているものがあります。

それが 恨み です。

自分の価値を数字にすることにより他の人との差がはっきりと出てしまう今 そこには恨みの感情である 嫉妬・妬み が非常に強い煩悩として生まれ続けています。

その結果インターネット上では 誰かの恨みを自分の恨みを重ねて返す・それを面白がった他の人がさらに自分の恨みをぶつける。

こんな誹謗中傷で生まれた恨みが インターネット上に嵐のように吹き荒れています。

こんな殺伐とした世の中 なんとかして変えていかなければなりません。

恨みを消すにはどうしたらいいのでしょうか?

お釈迦様はこう仰っています。

 

「私たちが住むこの世界では 恨みによって恨みがなくなるということは絶対にない。

恨みを打ち消したいのなら 自分の恨みを捨てる事。

これしか方法はないのです。これは永遠の真理なのですから」

 

確かに他の人に恨みを返せば一時的に自分の心はスッキリして 満たされたような気持ちになります。

しかしそれは次の恨みを生み出したり その恨み自身を増幅させたりする要因になってしまう。

その結果が今の殺伐とした世界を形作ってしまったものなのです。

戦争・テロ・差別  全て人の恨みが作り出したものだと思いませんか?

何故私たちはこんな愚かなことを 何年も何百年と続けてきてしまっているのでしょう。

それは人が自分の感情を激しく揺さぶられることを本能的に求めているからです。

恨みからくる 怒り・嫉妬・憎悪 などで自分の脳を激しく刺激したいからです。

脳はいつも激しい刺激を求めています。

酒・薬物・犯罪・ギャンブル・誹謗中傷 私たちの生活の近くには常に強い刺激が存在しています。

これらに一度でも手を出してしまうと 脳はその快楽を覚えてしまうものです。

普段の平凡で幸せな生活では満足できなくなってしまう。

その快楽を求めネットの中に生まれる 恨みにどっぷりとハマっていく。

この恨みに影響を受け いったい何人の人の心が壊され・いったい何人の尊い命が失われたでしょうか。

怒った顔

皆さん 恨みは恨みで打ち消す事はできないのです。

恨みを打ち消すには 恨みを捨てるしかないのです。

他の人に恨みの感情をぶつけられたとしても心を落ち着けて その時生まれた自分の中の恨みの感情を捨てましょう。

それは決して負け組になることではありません。その人に屈した訳ではありません。

恨みの感情でしか自分の心を満たすことができない人がこの世には存在しているのです。

そんな人と正面から向き合ってはいけません。

あなたも恨みという負のエネルギーに飲み込まれてしまいます。その快楽に溺れてしまいます。

そんな人にどう言われてもいいじゃないですか 自分の心を守るために自分の心のシャッターをガラガラと閉めてしまいましょう。

恨みに心を支配されててはいけません それはあなたの心をずっと苦しめ続けるものだから。

とっとと捨てて 自分の幸せを探究することだけにいきましょう。

この世から少しでも恨みがなくなりますように。

合掌

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