おはようございます・こんにちは・こんばんは
Ichiです。
とにかく人というものは 人の過ちを見つけ・それに対しての自分の正義感を見せつけ 責任を追求することが大好きです。
テレビの国会中継などを見ると もっと国の問題について話し合うべき場である所でどなたかが犯した過ちについてや 政策が上手くいかなかった責任を誰が取るべきなのかと いつも誰かが誰かを責め立てています。
ワイドショーでは芸能人のプライベートをさらけ出して非難し コメンテーターの方が自分の正義をぶつけています。
こんなことをしていて 私たちは幸せになれるのでしょうか?
人のことばかり気にして自分の心のゆとりがどんどん狭くなってきてはいないでしょうか?
お釈迦さまはこう仰っています。
「他の人が犯してしまった過ちを
風が通り抜けたように あまり気にしないこと
大きな心のゆとりを持つことが 人生を穏やかに生きていく方法である」
アドラー心理学の中に人生を生きていく中で 自分の課題と他の人の課題を明確に分けるべきだという思想が出てきます。
私たちは自分の課題に集中することが大切で 他の人の課題には自分の力は及ばない・だから干渉すべきでは無いというものです。
私もこの考えに賛同しています。
私たちが全てのことを知っているのは自分自身のことだけです 一部分のことしか知らない他の人のことを非難することなどできません。
なのに私たちは他の人の課題にまで わざわざ首を突っ込んで自分の心を汚してしまっているのです。
「あの人の行動が許せない」そう自分の正義感・価値観を擦りかざし 人の心を傷つけ優越感で自分を満たしているのです。
今の世はこの標的を探すことが重要とされてしまっています テレビもインターネットもS・N・Sもこの標的を提供することが自分の利益に繋がるからです。
皆んな 誰かを攻撃したいと思っています。
自分が責められるのは嫌でしょうがないのに。
こんな矛盾した世界で私たちが幸せになれるはずがありません。
私たちはこの生き方をはっきりと否定しなくてはなりません。
そうしなければこの理不尽な世界の常識に囚われ思考停止状態におちいってしまいます。
皆さん 他の人の過ちに過剰に干渉することはやめましょう。
過ちを償うのは過ちを犯した本人です。本人自身の課題なのです。
私たちは自分自身の課題にだけ取り組んでいれば良いのです。
自分の力ではどうにもならない他の人の課題に干渉しても 心がすさんでいくだけですよ。
こう考えられるようになると 他の人の過ちに自分の心が揺らされることがなくなり心にゆとりが生まれ人生を心穏やかに生きていけるようになりますよ。
自分の課題だけに集中 他の人の課題には干渉しない 普段の生活にも当てはまる考え方です ぜひ実践してみてください。
合掌
今回 作中の出てきたアドラー心理学の本です。
非常にためになる本なので是非読んでみてください。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え [ 岸見一郎 ]