中道 仏教用語である(ちゅうどう)という教え

役立つ仏教知識
スポンサーサイト様

おはようございます・こんにちは・こんばんは

道

Ichiです。

この世の中には

「楽はしてはいけない 努力はすればするほど良い」

という風潮がありますよね。

もちろん努力し続けることは素晴らしいことだし 自分の理想にたどり着く道のりに近道はないと私も思っています。

しかし お釈迦さまは自分自身の修行体験から

 

「極度の頑張りは避けたほうが良い」

 

と説いています。

この考えを仏教では『中道』と言います。

昔々 お釈迦さまにソーナと言うお弟子さんがいました。

ソーナは「私がお釈迦さまの弟子の中で一番の修行者である!」と日々厳しい修行を続けていました。

しかし日々厳しい修行をし続けても いっこうに悟りを得ることが出来ません。

困ったソーナはお釈迦さまに

「どうして私は悟りを得ることが出来ないのでしょうか?」

と相談しに行きます。

お釈迦さまはソーナに向かってこう言いました。

「ソーナよ 君は琴を弾いたことがあるかい?

琴の弦は強く張りすぎても ゆるく張りすぎてもいい音は出ない。

ちょうど良い硬さで弦を張って初めていい音が出るものだ。

悟りに向かう道もまた同じなんだよ。

怠ければもちろん道を外れるけれども 極端な努力もまた道から外れてしまう。

ソーナよその二つの真ん中にある「中道」を目指しなさい。」

この話を聞いたソーナは中道の教えを実践し 悟りを開くことが出来ました。

道

中道というのは極端な考えにとらわれず 常に適切な道を判断し 選択し続ける生き方なのです。

今の世の中は快楽にあふれ 普通に生きているだけで道を外れてしまいそうになりますよね。

快楽におぼれてしまう心地よさとそれからくる虚しさを自覚し 自分の道を中道の位置に軌道修正しながら生きていくことがすごく大切なことだと思います。

ここで 人生を生きやすくするアドバイスを一つ

それは情報を選別して自分に取り入れるということです。

世の中には情報があふれかえっています。

自分の為にならないもの ネガティヴなものには

一切近づかない・触れないようにしてみましょう。

常に自分の頭で考え 判断を自分の意思でするようにしましょう。

人に判断を任せてはいけません。

人に判断を任せるとあなたは考えることをしなくなってしまいます。

人は楽な方に流れてしまう傾向があるのです。人に判断を任せていては中道の道は歩けません。

自分で自分の人生の舵を決める 人の意見はあくまでアドバイスと捉える。

自分の人生の主役はずっと自分自身ですよ。

そう覚悟すると 心の浮き沈みがだいぶ軽減されると思いますよ。

ぜひ実践してみてください。

合掌

関連コンテンツ



役立つ仏教知識
シェアする
いちをフォローする
スポンサーサイト様