欲の反対 離欲も存在している事を知ろう

お地蔵様 役立つ仏教知識
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おはようございます・こんにちは・こんばんは

仏像

Ichiです。

私たちは常に何かを求め生活しています。

私たちを取り巻く環境は常に新しい欲を求めるような作りになっています。

テレビのCM

インフルエンサーが紹介しているもの・使っているもの

スマートフォンの中に出てくる数多くの広告

YouTubeを見るたびに出る 広告

欲を刺激するものに囲まれている日常で 私たちは生きるためには欲を欲し・探し続けなくてはならないと思い込んでしまっています。

本当にそうなのでしょうか?

お釈迦様はこう仰っています。

 

「人間には欲というものがあるように

離欲というものも存在する。

これを知っているかいないかで人生は大きく変わってしまう」

 

世間は欲を欲するような情報ばかりを発信し 離欲を推奨するような情報は発信しません。

それはそうですよね。

離欲を推奨してしまったら

物が売れなくなってしまいます。

視聴率が下がってしまいます。

いいね・フォロワーの数が増えなくなってしまいます。

だから世間は離欲の存在から私たちを遠ざけようとします。

もちろんそれは悪いことではありません 人が生きていくためには人に何かを売り生活をしていかなければなりませんから。

問題は私たち自身の心の在り方なのです。

世の中には欲しがるという感情だけが全てではないのです。

欲しがらないという選択もある事を意識することがとても大切なのです。

座禅する人

欲を満たそうとして 欲を欲し続けていても人は幸せにはならないのです。

理由は簡単で欲には終わりが存在しないからです。

自分が欲しくて欲しくてたまらなかったものを手に入れても 気がつけばまた新しく欲しいのができ・また欲しい欲しいと言い始める。

欲を欲し続けていたら 自分の心はいつまで経っても満たされることはないのです。

それどころか自分の欲しいものを持っている人に嫉妬してしまったり・いつまでも欲しいものが得られないことに苦しみを感じてしまうようになってしまいます。

これでは心が穏やかに過ごせるわけがありません。

そのために私たちは離欲を意識して生きていかなければならないのです。

何かを欲し続けることから離れると人の心は安定します。

何故なら何が自分にとって本当に必要なのかが見えてくるからです。

欲しいものでパンパンに膨れ上がっていた頭の中に 余白を作ることができます。

余白があることで人は冷静な判断ができるようになるし 世間の誘惑から自分を守ることができるのです。

皆さん 日々の生活の中に離欲を意識してみましょう。

私たちは欲しがり続けなくて良いのです。欲から離れた方が幸せに近づくことができるのです。

世間の欲を刺激する情報を受け 心が乱れそうになったらぜひ思い出してください。

欲と離欲 バランスよく自分に取り入れ 心穏やかに生きていきましょう。

合掌

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