損得感情の正体とは?

天秤 役立つ仏教知識
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おはようございます・こんにちは・こんばんは

損得勘定

Ichiです。

今の世は人間関係の親密さが薄れ 人との関係を自分の人生にとって 損か得か で判断される方が増えているように感じます。

一見 合理的で 良好な人間関係が作れそうに思えるかもしれませんがそんなことはありません。

 

「損とか得とかの感情は

人欲の心が生み出した垢のようなものである

それは醜いものだと知れ」

 

お釈迦様の言葉です。

損得の感情で生まれた関係は非常に希薄でもろいものです。

もし 自分が相手にとって価値が無いと判断された瞬間にその人はあなたから離れていきます。

「金の切れ目が縁の切れ目」

金銭のやりとりなどがまさにそうですよね。

お金持ちの周りのいた取り巻きの方々が お金持ちのお金がなくなった途端にスッといなくなってしまうのはよく耳にする話です。

こんな友好関係ばかりの中にいたら

「自分はいつ見捨てられてしまうだろう 相手にとって価値のある存在でいなければ」

こう考えるようになってしまいます。

これでは自分自身の人生を生きれなくなってしまいます。

損得の感情で生きるということは 自分の首をどんどん絞めていくようなものです。

自分にとって何もいいことがありません。

皆さんこのことをまず理解しましょう。

損得の感情で生きている人の方が世渡り上手な様に見え 人生を謳歌しているように見えるかもしれません。

「自分をあんな風に人生を生きたい。人を自分の都合の良いように使って楽に生きたい」

こう考えてしまうかもしれません。

メリット・デメリット

しかし 一度冷静になってその人の周りにいる人を見てみてください。

おそらくその人の前ではよい顔をしているのに その人がいなくなった途端にその人の悪口・陰口をし始めるような人ばかりだと思います。

お気づきですか?

損得で人を使おうとする人には同じように人を損得で使おうとする人が集まるのです。

この関係非常に寂しい生き方ですよね?

誰とも生きる喜びを分かち合えないスッカスカの人生です。

皆さんはこれでも損得感情を使って生きていきたいと思いますか?

私たちは自分が損をすることを恐れてはいきません むしろ自分が心から大切にしたいと思える人に何かを与えると人の心は満たされるのです。

これを仏教では布施の心と呼んでいます。

 

「布施の心についてはこの記事を参照してください」

布施の心が大切です。喜んで与えましょう!!
皆さんは「布施」と言う言葉を聞いたことがありますか?多くの方がお葬式や法事の時にお坊さんに渡す報酬だと思っています。しかし仏教における布施の本質は違います。お話ししますね。

 

皆さんには是非損得感情のない 相手と心から通じ合い・笑い合えるような人間関係を築いて欲しいと願っています。

損だ得だなんて人生では何の価値もないのです。

そこには虚しさしか無いことを覚えておいてくださいね。

合掌

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